【EDH】カジュアルジェネラル考察 勇丸編 その1
2014年11月13日 カジュアルジェネラル考察 今回は「今田家の猟犬、勇丸/Isamaru, Hound of Konda」について考えていきます。
いわゆるバニラクリーチャーです。正直こいつをEDHのジェネラルに据える理由は「かわいいから」くらいしかありません。1ターン目からジェネラルダメージを蓄積できるメリットがあると思いきや、実はそうではありません。
せっかくなので統率者2014の「黄金のたてがみのジャザル/Jazal Goldmane」と比較してみましょう。ジャザルは4マナ4/4という平均的?なP/Tを持つクリーチャーです。
この2枚で5ターン目までに打点をどれくらい稼げるか考えてみましょう。
勇丸の場合。1ターン目にキャストしてそのまま2ターン目から殴りだしたら5ターン目までに8点稼ぐことができます。
ジャザルの場合。EDHの場合、序盤マナ加速するので、1.2ターン目に順当にマナ加速すれば3ターン目にはジャザルをキャストできるでしょう。そして4.5ターン目に殴れば8点の打点が出ます。
つまりは素の打点が低すぎて早いターンに出す意味合いが薄いのです。そこで考えます。1ターン目に勇丸をキャストしたなら、2ターン目以降は勇丸を強化すればいいじゃないかと。じゃあ、どうやって強化するか。装備品です。もちろんオーラでもいいですが、オーラは使い回しのきく装備品と違って消耗品です。貧弱ボディの勇丸とは相性が悪いです。
ただ、ここで問題があります。白単で装備品となると最大のライバルがいます。そう、「王の摂政、ケンバ/Kemba, Kha Regent」です。白単で装備品満載のデッキを組むなら、ケンバを押しのけて勇丸を使う理由はありません。
トークン戦術なら「黄金のたてがみのジャザル/Jazal Goldmane」、ヘイトベアーやロック系の戦術なら「スレイベンの守護者、サリア/Thalia, Guardian of Thraben」や「塵を飲み込むもの、放粉痢/Hokori, Dust Drinker」がいます。
つまり、勇丸を使う理由はマジで「愛故に」以外の何者でもないのです。
……本当にそうでしょうか? 理由はあります。
そう、1マナという最低マナコストと2/2という低パワーです。
白という色は本当に器用な色で、ドロー以外は大抵器用にこなしてくれます。その白の特性の中に限定的なリアニメイトというものがあります。例えば「太陽のタイタン/Sun Titan」や「目覚ましヒバリ/Reveillark」なんかがその代表例でしょう。最新セットのタルキール覇王譚にも「機を見た軍族朋/Timely Hordemate」というカードがあります。
上記のカードを見て分かる通り、白のリアニメイトはマナコストやパワーの低いカードといった条件があるのです。そういった条件をクリアするのに、勇丸は最適なのです。しかも、そういった条件付きリアニは意外と腐りやすかったりもするのでそれを解消するのにも役立ってくれるのです。
そしてそういった限定的なリアニメイトカードの中でも最も相性の良いと思われるカードは「再誕の宣言/Proclamation of Rebirth」だと思います。
ジェネラルは統率者領域からキャストするたびマナコストが重くなっていきます。いくら最軽量でも2回除去されれば次は5マナ。3回除去されれば次は7マナとなります。ですが、再誕の宣言を予見で使えば、何度でも6マナで再キャストできるのです。
しかもこのカード、条件が1マナ以下のクリーチャーです。この条件を満たす白単色のジェネラルは勇丸しか存在しません。つまり、このカードが勇丸を使う意味になるのです。いや、まぁ、本末転倒も甚だしい感じもしますが。
ということで、最初の一回目以外は勇丸を統率者領域からではなく、墓地から戦場に出して戦うデッキというのがコンセプトにできます。
統率者が統率者領域に行く場合、置換効果で行きます。つまり除去された場合、墓地や追放領域に行く代わりに統率者領域に行くのです。これは統率者には墓地に落ちた時に誘発する効果と相性が悪いという性質があります。
例えば、「頭蓋骨絞め/Skullclamp」を装備したジェネラルが破壊された時に統率者領域に行くことを選んだ場合、カードを2枚引けないのです。ですが、墓地から戦場に出すことをコンセプトとした場合、そんな心配もしなくていいのです。
まぁ、そんなこんなで限定的なリアニメイトで実用性のありそうなものをリストアップしていきましょう。まぁ、既にこの段階で出し切った感がないでもないですが、一応挙げましょう。
「太陽のタイタン/Sun Titan」→マナコストが3以下
「目覚ましヒバリ/Reveillark」→パワーが2以下
「再誕の宣言/Proclamation of Rebirth」→マナコストが1以下
「機を見た軍族朋/Timely Hordemate」→マナコストが2以下
「戦列への復帰/Return to the Ranks」→マナコストが2以下
こんなところでしょうか。条件がなくてもいいなら「霊体の先達/Karmic Guide」や「司令官の頌歌/Marshal’s Anthem」あたりも候補に上がりそうですね。
ここまで文章書いて殆ど話が進展してない。というか勇丸を使う理由を探してただけっていう。次回は実際にどういう風にデッキを構築していくか考えていきます。
今田家の猟犬、勇丸/Isamaru, Hound of Konda (白)
伝説のクリーチャー ― 猟犬(Hound) CHK, レア
2/2
いわゆるバニラクリーチャーです。正直こいつをEDHのジェネラルに据える理由は「かわいいから」くらいしかありません。1ターン目からジェネラルダメージを蓄積できるメリットがあると思いきや、実はそうではありません。
せっかくなので統率者2014の「黄金のたてがみのジャザル/Jazal Goldmane」と比較してみましょう。ジャザルは4マナ4/4という平均的?なP/Tを持つクリーチャーです。
この2枚で5ターン目までに打点をどれくらい稼げるか考えてみましょう。
勇丸の場合。1ターン目にキャストしてそのまま2ターン目から殴りだしたら5ターン目までに8点稼ぐことができます。
ジャザルの場合。EDHの場合、序盤マナ加速するので、1.2ターン目に順当にマナ加速すれば3ターン目にはジャザルをキャストできるでしょう。そして4.5ターン目に殴れば8点の打点が出ます。
つまりは素の打点が低すぎて早いターンに出す意味合いが薄いのです。そこで考えます。1ターン目に勇丸をキャストしたなら、2ターン目以降は勇丸を強化すればいいじゃないかと。じゃあ、どうやって強化するか。装備品です。もちろんオーラでもいいですが、オーラは使い回しのきく装備品と違って消耗品です。貧弱ボディの勇丸とは相性が悪いです。
ただ、ここで問題があります。白単で装備品となると最大のライバルがいます。そう、「王の摂政、ケンバ/Kemba, Kha Regent」です。白単で装備品満載のデッキを組むなら、ケンバを押しのけて勇丸を使う理由はありません。
トークン戦術なら「黄金のたてがみのジャザル/Jazal Goldmane」、ヘイトベアーやロック系の戦術なら「スレイベンの守護者、サリア/Thalia, Guardian of Thraben」や「塵を飲み込むもの、放粉痢/Hokori, Dust Drinker」がいます。
つまり、勇丸を使う理由はマジで「愛故に」以外の何者でもないのです。
……本当にそうでしょうか? 理由はあります。
そう、1マナという最低マナコストと2/2という低パワーです。
白という色は本当に器用な色で、ドロー以外は大抵器用にこなしてくれます。その白の特性の中に限定的なリアニメイトというものがあります。例えば「太陽のタイタン/Sun Titan」や「目覚ましヒバリ/Reveillark」なんかがその代表例でしょう。最新セットのタルキール覇王譚にも「機を見た軍族朋/Timely Hordemate」というカードがあります。
上記のカードを見て分かる通り、白のリアニメイトはマナコストやパワーの低いカードといった条件があるのです。そういった条件をクリアするのに、勇丸は最適なのです。しかも、そういった条件付きリアニは意外と腐りやすかったりもするのでそれを解消するのにも役立ってくれるのです。
そしてそういった限定的なリアニメイトカードの中でも最も相性の良いと思われるカードは「再誕の宣言/Proclamation of Rebirth」だと思います。
再誕の宣言/Proclamation of Rebirth (2)(白)
ソーサリー DIS, レア
あなたの墓地にある、点数で見たマナ・コストが1以下のクリーチャー・カードを最大3枚まで対象とし、それらを戦場に戻す。
予見 ― (5)(白),あなたの手札から再誕の宣言を公開する:あなたの墓地にある、点数で見たマナ・コストが1以下のクリーチャー・カード1枚を対象とし、それを戦場に戻す。(この能力は、あなたのアップキープの間にのみ、各ターンに1回のみ起動できる。)
ジェネラルは統率者領域からキャストするたびマナコストが重くなっていきます。いくら最軽量でも2回除去されれば次は5マナ。3回除去されれば次は7マナとなります。ですが、再誕の宣言を予見で使えば、何度でも6マナで再キャストできるのです。
しかもこのカード、条件が1マナ以下のクリーチャーです。この条件を満たす白単色のジェネラルは勇丸しか存在しません。つまり、このカードが勇丸を使う意味になるのです。いや、まぁ、本末転倒も甚だしい感じもしますが。
ということで、最初の一回目以外は勇丸を統率者領域からではなく、墓地から戦場に出して戦うデッキというのがコンセプトにできます。
統率者が統率者領域に行く場合、置換効果で行きます。つまり除去された場合、墓地や追放領域に行く代わりに統率者領域に行くのです。これは統率者には墓地に落ちた時に誘発する効果と相性が悪いという性質があります。
例えば、「頭蓋骨絞め/Skullclamp」を装備したジェネラルが破壊された時に統率者領域に行くことを選んだ場合、カードを2枚引けないのです。ですが、墓地から戦場に出すことをコンセプトとした場合、そんな心配もしなくていいのです。
まぁ、そんなこんなで限定的なリアニメイトで実用性のありそうなものをリストアップしていきましょう。まぁ、既にこの段階で出し切った感がないでもないですが、一応挙げましょう。
「太陽のタイタン/Sun Titan」→マナコストが3以下
「目覚ましヒバリ/Reveillark」→パワーが2以下
「再誕の宣言/Proclamation of Rebirth」→マナコストが1以下
「機を見た軍族朋/Timely Hordemate」→マナコストが2以下
「戦列への復帰/Return to the Ranks」→マナコストが2以下
こんなところでしょうか。条件がなくてもいいなら「霊体の先達/Karmic Guide」や「司令官の頌歌/Marshal’s Anthem」あたりも候補に上がりそうですね。
ここまで文章書いて殆ど話が進展してない。というか勇丸を使う理由を探してただけっていう。次回は実際にどういう風にデッキを構築していくか考えていきます。
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