【レガシー構築】スーサイドPOXの回し方
2015年4月21日 TCG全般 最近特に書くこともないので自分のレガシーのデッキについて。レシピは前回の日記(http://napuuukin1236.diarynote.jp/201504142130145499/)に。
POXという名を冠してはいますが、デッキの基本骨子が全くの別物です。採用しているパーツは共通のものが多いですが、ほぼほぼ別のデッキと言ってもいいでしょう。通常のPOXはロックデッキに近い、ガチガチのコントロールデッキです。「不毛の大地/Wasteland」や「Sinkhole」、「小悪疫/Smallpox」で土地を縛り付けて、黒の高額エンチャント御三家である「The Abyss」「Nether Void」「Chains of Mephistopheles」で蓋をして「ミシュラの工廠/Mishra’s Factory」や「呪われた巻物/Cursed Scroll」で殴り倒す。というのが基本的な展開でしょうか。
ですが、僕のデッキの場合はミッドレンジのビートダウンに分類されるのではないでしょうか。序盤にハンデスや「小悪疫」で相手の動きを鈍らせて、その隙に「死の影/Death’s Shadow」や「グルマグのアンコウ/Gurmag Angler」で殴り倒しに行くという、本来のPOXに比べてかなりアグレッシブなデッキになっています。
その為、除去の選択もかなり違います。通常のPOXはクリーチャーがミシュランしか存在しないことも多いため、除去耐性やサイズに関係なく相手を落とせる「無垢の血/Innocent Blood」が採用されることが多いです。ただ、僕のデッキの場合は普通のクリーチャーがフィニッシャーであるため「無垢の血」が採用できず、また自分のライフを減らすのがメリットになっている為に「四肢切断/Dismember」を採用しています。
僕のデッキが「Sinkhole」を採用していないのは、相手のデッキをロックするのが目的なのではなく、相手の動きを鈍らせる程度で十分だからです。土地を縛るよりも、相手の有効牌やこちらのクリーチャーを倒せる除去を落とした方が強いのです。
「ギタクシア派の調査/Gitaxian Probe」と「通りの悪霊/Street Wraith」、あまりPOXでは採用されないフェッチランドを採用しているのは当然ながらフィニッシャーを早いターンからキャスト可能にしたいからです。ただ、それだけでなく「ギタクシア派の調査」も「通りの悪霊」もそれぞれ役割があります。
「ギタクシア派の調査」に関してはハンデスの前方確認という訳の分からないことができます。たとえば、たまに起きることなのですが手札に「ギタクシア派の調査」「四肢切断」「思考囲い/Thoughtseize」とあった時に、最初に「ギタクシア派の調査」を打つことで、「四肢切断」と「思考囲い」のどちらを打つのが正着手なのか見極めることができるのです。あとは単純に前方確認としても優秀です。フィニッシャーが基本的に少ないので相手が除去を握っているかどうかというのはとても重要な要素です。それを知れるのはかなり大きいと言えるでしょう。
「通りの悪霊」はたまにフィニッシャーになってくれるのが大きいです。POXというのは基本的に消耗戦ですからグダることが多いです。特に「ヴェールのリリアナ/Liliana of the Veil」が居座ると酷いことになります。その場合結構土地が伸びて「通りの悪霊」をキャストできることがあったりします。「ヨーグモスの墳墓、アーボーグ/Urborg, Tomb of Yawgmoth」が入ってるので状況によってはアンブロッカブルのフィニッシャーになってくれます。これを素キャストすることはそこまで多くはないですが、あるとないでは全然違います。
「墓忍び/Tombstalker」ではなく「グルマグのアンコウ/Gurmag Angler」を採用している理由ですが、何といっても軽さです。回避能力よりも軽さの方が数段重要でした。特に最小コストが1と2の差はとてつもなく大きいです。POXは自分の土地をガリガリ削るので土地が2枚くらいしか場にないことも多いです。その時に1マナと2マナだとスペルを構える余裕ができるかどうかという差が出てくるのです。また、2枚目以降をキャストしようと考えた時に必要なマナコストの差というのがどんどん開いてきます。なのでこの2枚のコストの差1というのは見た目以上に大きいです。
「死の影」の採用枚数を絞っているのは単純にムラが大きいからです。ライフは0マナキャントリップを引ける枚数によって大きく変動するので当然ながらキャストできない状況というのも出てきます。それなら安定してだせるアンコウのほうを重点に置いたほうが良いという考えです。今のところはその判断は正しいと思っています。
とりあえずはこんな感じです。ネットで調べても他にこんな感じでPOXを組んでいる方は見つけられなかったですし、特に参考にしたレシピも存在しないのでオリジナルデッキなのではないでしょうか。勝率に関して言えば、お世辞にも良いとは言えませんが、レガシーという環境でオリジナルデッキを作れたのはなかなかに嬉しいことだと思います。やっぱり自分のオリジナルデッキを回すのは楽しいですしね。
要は何が言いたいかっていうと、お金をかけなくてもレガシーは楽しめるんやで(不毛の大地から目を逸らしながら)。
POXという名を冠してはいますが、デッキの基本骨子が全くの別物です。採用しているパーツは共通のものが多いですが、ほぼほぼ別のデッキと言ってもいいでしょう。通常のPOXはロックデッキに近い、ガチガチのコントロールデッキです。「不毛の大地/Wasteland」や「Sinkhole」、「小悪疫/Smallpox」で土地を縛り付けて、黒の高額エンチャント御三家である「The Abyss」「Nether Void」「Chains of Mephistopheles」で蓋をして「ミシュラの工廠/Mishra’s Factory」や「呪われた巻物/Cursed Scroll」で殴り倒す。というのが基本的な展開でしょうか。
ですが、僕のデッキの場合はミッドレンジのビートダウンに分類されるのではないでしょうか。序盤にハンデスや「小悪疫」で相手の動きを鈍らせて、その隙に「死の影/Death’s Shadow」や「グルマグのアンコウ/Gurmag Angler」で殴り倒しに行くという、本来のPOXに比べてかなりアグレッシブなデッキになっています。
その為、除去の選択もかなり違います。通常のPOXはクリーチャーがミシュランしか存在しないことも多いため、除去耐性やサイズに関係なく相手を落とせる「無垢の血/Innocent Blood」が採用されることが多いです。ただ、僕のデッキの場合は普通のクリーチャーがフィニッシャーであるため「無垢の血」が採用できず、また自分のライフを減らすのがメリットになっている為に「四肢切断/Dismember」を採用しています。
僕のデッキが「Sinkhole」を採用していないのは、相手のデッキをロックするのが目的なのではなく、相手の動きを鈍らせる程度で十分だからです。土地を縛るよりも、相手の有効牌やこちらのクリーチャーを倒せる除去を落とした方が強いのです。
「ギタクシア派の調査/Gitaxian Probe」と「通りの悪霊/Street Wraith」、あまりPOXでは採用されないフェッチランドを採用しているのは当然ながらフィニッシャーを早いターンからキャスト可能にしたいからです。ただ、それだけでなく「ギタクシア派の調査」も「通りの悪霊」もそれぞれ役割があります。
「ギタクシア派の調査」に関してはハンデスの前方確認という訳の分からないことができます。たとえば、たまに起きることなのですが手札に「ギタクシア派の調査」「四肢切断」「思考囲い/Thoughtseize」とあった時に、最初に「ギタクシア派の調査」を打つことで、「四肢切断」と「思考囲い」のどちらを打つのが正着手なのか見極めることができるのです。あとは単純に前方確認としても優秀です。フィニッシャーが基本的に少ないので相手が除去を握っているかどうかというのはとても重要な要素です。それを知れるのはかなり大きいと言えるでしょう。
「通りの悪霊」はたまにフィニッシャーになってくれるのが大きいです。POXというのは基本的に消耗戦ですからグダることが多いです。特に「ヴェールのリリアナ/Liliana of the Veil」が居座ると酷いことになります。その場合結構土地が伸びて「通りの悪霊」をキャストできることがあったりします。「ヨーグモスの墳墓、アーボーグ/Urborg, Tomb of Yawgmoth」が入ってるので状況によってはアンブロッカブルのフィニッシャーになってくれます。これを素キャストすることはそこまで多くはないですが、あるとないでは全然違います。
「墓忍び/Tombstalker」ではなく「グルマグのアンコウ/Gurmag Angler」を採用している理由ですが、何といっても軽さです。回避能力よりも軽さの方が数段重要でした。特に最小コストが1と2の差はとてつもなく大きいです。POXは自分の土地をガリガリ削るので土地が2枚くらいしか場にないことも多いです。その時に1マナと2マナだとスペルを構える余裕ができるかどうかという差が出てくるのです。また、2枚目以降をキャストしようと考えた時に必要なマナコストの差というのがどんどん開いてきます。なのでこの2枚のコストの差1というのは見た目以上に大きいです。
「死の影」の採用枚数を絞っているのは単純にムラが大きいからです。ライフは0マナキャントリップを引ける枚数によって大きく変動するので当然ながらキャストできない状況というのも出てきます。それなら安定してだせるアンコウのほうを重点に置いたほうが良いという考えです。今のところはその判断は正しいと思っています。
とりあえずはこんな感じです。ネットで調べても他にこんな感じでPOXを組んでいる方は見つけられなかったですし、特に参考にしたレシピも存在しないのでオリジナルデッキなのではないでしょうか。勝率に関して言えば、お世辞にも良いとは言えませんが、レガシーという環境でオリジナルデッキを作れたのはなかなかに嬉しいことだと思います。やっぱり自分のオリジナルデッキを回すのは楽しいですしね。
要は何が言いたいかっていうと、お金をかけなくてもレガシーは楽しめるんやで(不毛の大地から目を逸らしながら)。
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