カジュアルEDHにおける神様レビュー 白編
2017年4月14日 EDH
前回、前々回に引き続き3回目です。結構文章量が多くて書くのが面倒くさいのですが、こういうのは間隔を作ってしまうと絶対にやらなくなってしまうやつなので一気に5色全部書ききってしまいたいと思います。
さて、緑、赤ときて今日は白です。能力はまたもや画像で確認していただくとしまして早速やっていきます。
正直オケチラ自身の能力どうこうではなく白単という時点で悲しみしか背負っていません。EDHにおける色の組み合わせ3弱を決めろといわれたら白単、白赤、赤単となるくらいには白という色は弱いです。赤単に関してはジェネラルが強いのでいいのですが、白単のジェネラルはシステムクリーチャーとてしもビートするにしても微妙なのが多いという状態です。
ですが単純な使いやすさで言えば今回の5神の中で一番だと思います。ただ、白単という業を抱えているので実際に組むにはかなりのハードルがあるのではないかと思います。
①戦闘能力についてですが、4マナで実施6/6相当とかなりハイスペックです。しかも白は装備品やオーラの色なのでそれらで強化してあげれば相当な打点になると思います。二段攻撃ということなので特に「饗宴と飢餓の剣/Sword of Feast and Famine」や「記憶の仮面/Mask of Memory」のような戦闘ダメージを与える度にボーナスがある装備品は相性抜群なのではないかと思います。
また比較対象としてはテーロスの神様であるところの「太陽の神、ヘリオッド/Heliod, God of the Sun」ではなく白絡みで4マナパワー3の二段攻撃という共通点を持っている「イロアスの信奉者、カレムネ/Kalemne, Disciple of Iroas」になるかと思います。とは言っても細かな差異が多く、それぞれの利点がありますので、組むときにはそれらを考えながら組んであげるのが良いかと思います。
あとはパワー3の二段攻撃持ちという観点で言えば、パワーを3上げてしまえば2パンジェネラルになりますし、その条件を満たすのはかなり簡単だと思いますので短期決戦向きの破壊力重視にしても面白いと思います。
ということで分かりやすく強い、ということで4点です。
②起動型能力についてですが正直微妙です。4マナというコストはEDHにおいても決して軽いものではなく、その結果出てくるトークンが1/1のバニラとなればあまり率先して起動したい能力ではありません。ですので自身を顕現する為の頭数を容易する為に起動するか、もしくは装備品の付け先としてになると思います。
ですので、基本的にはやることがない時に起動するか、どうしてもチャンプしたい時など後ろ向きな使い方が多くなると思います。そこは白のカラーパイでもあるので仕方ないと言えばないのですが、この能力で勝負を決するなんてことはないでしょう。
とりあえず出てくるトークンのタフネスが1なので「頭蓋骨絞め/Skullclamp」で2ドローに変換できるのは悪くないです(とは言え5マナかかっているので強い動きではないですが)。
ネガティブなことばかり書きましたが、この能力はないよりはよっぽどマシで使われるとそこそこ面倒くさいけど自分で使うと死ぬほど弱いタイプの能力だと思います。
とは言え、トークン生成能力を軸に戦おうとするのであれば「太陽の神、ヘリオッド」のほうが優秀ですので、この能力はオマケ程度に留めておくのが良いかと思います。ということで2点。
③顕現しやすさ。これに関しては普通の構築で使うよりは顕現しづらいと思います。EDHは相手のライフを120点削らなくてはいけない関係上アグロ戦略というのをとりづらいです。ですのでタダ単にトークンを生成するカードや、殴る為だけのクリーチャーが入る事は希です。
ですので、「雨ざらしの旅人/Weathered Wayfarer」のようなシステムクリーチャーを主に入れていくわけですが、そういった生物をしっかりと3体並べられる状況はあまりないと思います。ですので「守護像/Guardian Idol」や「近づきがたい監視塔/Forbidding Watchtower」などの他の役割を持ったパーマネントをクリーチャー化することで顕現させることが必要になってくる場面も出てくると思います。
あとは破壊不能を活かして全体除去を打ってから無人の荒野を駆け回ることが難しいのが残念ですね。
構築やプレイングさえ気を付ければ顕現状態を維持しておくことはそこまだ難しくないと思います。とは言え、こいつで殴る為に他のクリーチャーを用意しなくていけないというのは微妙に噛み合っていないので、なるべくオケチラの顕現を維持する為だけのカードを入れないように気をつける必要があります。
ということで顕現させることは難しくはないが工夫しないと弱いという微妙なラインなので3点です。
④統率者適正。やれること強いことが分かりやすくストレートにデッキを組めるのがいいですね。それに白単はジェネラルにする際のライバルが少ないのも追い風です(決して喜ぶべきことではないですが)。
強化に寄せすぎるとデッキがシンプルになりすぎてしまう心配があったりしますが、そこら辺は組む人の力量の見せ所ですね。
⑤総評。今後白単で組もうとしたときに候補に挙がりやすいカードになってくるのではないでしょうか。……そもそも白単で組もうという人自体が少ない気もしますが、そこは気にしたらダメだと思います。
明日は青の神様のレビューをしていきます。
さて、緑、赤ときて今日は白です。能力はまたもや画像で確認していただくとしまして早速やっていきます。
①戦闘能力 :4点
②起動型能力:2点
③顕現し易さ:3点
④統率者適正:3点
合計点数 :12点
正直オケチラ自身の能力どうこうではなく白単という時点で悲しみしか背負っていません。EDHにおける色の組み合わせ3弱を決めろといわれたら白単、白赤、赤単となるくらいには白という色は弱いです。赤単に関してはジェネラルが強いのでいいのですが、白単のジェネラルはシステムクリーチャーとてしもビートするにしても微妙なのが多いという状態です。
ですが単純な使いやすさで言えば今回の5神の中で一番だと思います。ただ、白単という業を抱えているので実際に組むにはかなりのハードルがあるのではないかと思います。
①戦闘能力についてですが、4マナで実施6/6相当とかなりハイスペックです。しかも白は装備品やオーラの色なのでそれらで強化してあげれば相当な打点になると思います。二段攻撃ということなので特に「饗宴と飢餓の剣/Sword of Feast and Famine」や「記憶の仮面/Mask of Memory」のような戦闘ダメージを与える度にボーナスがある装備品は相性抜群なのではないかと思います。
また比較対象としてはテーロスの神様であるところの「太陽の神、ヘリオッド/Heliod, God of the Sun」ではなく白絡みで4マナパワー3の二段攻撃という共通点を持っている「イロアスの信奉者、カレムネ/Kalemne, Disciple of Iroas」になるかと思います。とは言っても細かな差異が多く、それぞれの利点がありますので、組むときにはそれらを考えながら組んであげるのが良いかと思います。
あとはパワー3の二段攻撃持ちという観点で言えば、パワーを3上げてしまえば2パンジェネラルになりますし、その条件を満たすのはかなり簡単だと思いますので短期決戦向きの破壊力重視にしても面白いと思います。
ということで分かりやすく強い、ということで4点です。
Sword of Feast and Famine / 饗宴と飢餓の剣 (3)
アーティファクト — 装備品(Equipment)
装備しているクリーチャーは+2/+2の修整を受けるとともにプロテクション(黒)とプロテクション(緑)を持つ。
装備しているクリーチャーがプレイヤー1人に戦闘ダメージを与えるたび、そのプレイヤーはカードを1枚捨て、あなたはあなたがコントロールする土地をすべてアンタップする。
装備(2)
Mask of Memory / 記憶の仮面 (2)
アーティファクト — 装備品(Equipment)
装備しているクリーチャーがプレイヤーに戦闘ダメージを与えるたび、あなたはカードを2枚引いてもよい。そうした場合、カードを1枚捨てる。
装備(1)
Heliod, God of the Sun / 太陽の神、ヘリオッド (3)(白)
伝説のクリーチャー エンチャント — 神(God)
破壊不能
あなたの白への信心が5未満であるかぎり、太陽の神、ヘリオッドはクリーチャーではない。(あなたの白への信心は、あなたがコントロールするパーマネントのマナ・コストに含まれる(白)の数に等しい。)
あなたがコントロールする他のクリーチャーは警戒を持つ。
(2)(白)(白):白の2/1のクレリック(Cleric)・クリーチャー・エンチャント・トークンを1体生成する。
5/6
Kalemne, Disciple of Iroas / イロアスの信奉者、カレムネ (2)(赤)(白)
伝説のクリーチャー — 巨人(Giant) 兵士(Soldier)
二段攻撃、警戒
あなたが点数で見たマナ・コストが5以上のクリーチャー呪文を1つ唱えるたび、あなたは経験(experience)カウンターを1個得る。
イロアスの信奉者、カレムネは、あなたが持つ経験カウンター1個につき+1/+1の修整を受ける。
3/3
②起動型能力についてですが正直微妙です。4マナというコストはEDHにおいても決して軽いものではなく、その結果出てくるトークンが1/1のバニラとなればあまり率先して起動したい能力ではありません。ですので自身を顕現する為の頭数を容易する為に起動するか、もしくは装備品の付け先としてになると思います。
ですので、基本的にはやることがない時に起動するか、どうしてもチャンプしたい時など後ろ向きな使い方が多くなると思います。そこは白のカラーパイでもあるので仕方ないと言えばないのですが、この能力で勝負を決するなんてことはないでしょう。
とりあえず出てくるトークンのタフネスが1なので「頭蓋骨絞め/Skullclamp」で2ドローに変換できるのは悪くないです(とは言え5マナかかっているので強い動きではないですが)。
ネガティブなことばかり書きましたが、この能力はないよりはよっぽどマシで使われるとそこそこ面倒くさいけど自分で使うと死ぬほど弱いタイプの能力だと思います。
とは言え、トークン生成能力を軸に戦おうとするのであれば「太陽の神、ヘリオッド」のほうが優秀ですので、この能力はオマケ程度に留めておくのが良いかと思います。ということで2点。
Skullclamp / 頭蓋骨絞め (1)
アーティファクト — 装備品(Equipment)
装備しているクリーチャーは+1/-1の修整を受ける。
装備しているクリーチャーが死亡するたび、カードを2枚引く。
装備(1)
③顕現しやすさ。これに関しては普通の構築で使うよりは顕現しづらいと思います。EDHは相手のライフを120点削らなくてはいけない関係上アグロ戦略というのをとりづらいです。ですのでタダ単にトークンを生成するカードや、殴る為だけのクリーチャーが入る事は希です。
ですので、「雨ざらしの旅人/Weathered Wayfarer」のようなシステムクリーチャーを主に入れていくわけですが、そういった生物をしっかりと3体並べられる状況はあまりないと思います。ですので「守護像/Guardian Idol」や「近づきがたい監視塔/Forbidding Watchtower」などの他の役割を持ったパーマネントをクリーチャー化することで顕現させることが必要になってくる場面も出てくると思います。
あとは破壊不能を活かして全体除去を打ってから無人の荒野を駆け回ることが難しいのが残念ですね。
構築やプレイングさえ気を付ければ顕現状態を維持しておくことはそこまだ難しくないと思います。とは言え、こいつで殴る為に他のクリーチャーを用意しなくていけないというのは微妙に噛み合っていないので、なるべくオケチラの顕現を維持する為だけのカードを入れないように気をつける必要があります。
ということで顕現させることは難しくはないが工夫しないと弱いという微妙なラインなので3点です。
Weathered Wayfarer / 雨ざらしの旅人 (白)
クリーチャー — 人間(Human) ノーマッド(Nomad) クレリック(Cleric)
(白),(T):あなたのライブラリーから土地カードを1枚探し、それを公開した上であなたの手札に加える。その後あなたのライブラリーを切り直す。この能力は、対戦相手1人があなたよりも多くの土地をコントロールしている場合にのみ起動できる。
1/1
Guardian Idol / 守護像 (2)
アーティファクト
守護像はタップ状態で戦場に出る。
(T):あなたのマナ・プールに(◇)を加える。
(2):ターン終了時まで、守護像は2/2のゴーレム(Golem)・アーティファクト・クリーチャーになる。
Forbidding Watchtower / 近づきがたい監視塔
土地
近づきがたい監視塔はタップ状態で戦場に出る。
(T):あなたのマナ・プールに(白)を加える。
(1)(白):近づきがたい監視塔は、ターン終了時まで白の1/5の兵士(Soldier)クリーチャーになる。それは土地でもある。
④統率者適正。やれること強いことが分かりやすくストレートにデッキを組めるのがいいですね。それに白単はジェネラルにする際のライバルが少ないのも追い風です(決して喜ぶべきことではないですが)。
強化に寄せすぎるとデッキがシンプルになりすぎてしまう心配があったりしますが、そこら辺は組む人の力量の見せ所ですね。
⑤総評。今後白単で組もうとしたときに候補に挙がりやすいカードになってくるのではないでしょうか。……そもそも白単で組もうという人自体が少ない気もしますが、そこは気にしたらダメだと思います。
明日は青の神様のレビューをしていきます。
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